2018年3月31日

「大阪女子短期大学 閉学のことば」

本学は62年の女子教育の歴史があります。女子教育は、良妻賢母教育から始まりましたが、多様な自己実現を果たすための教育に変容していきました。時代や社会に添った教養教育を行い、栄養士・製菓衛生師・幼稚園教諭・保育士・養護教諭・医療事務など、職業につながる専門教育に力を注ぐようになりました。卒業生の皆様は家庭・地域・職場において本学で培った教養や専門を活かしてご活躍されています。

2018年3月16日、最後の学生244名が卒業し、16,743名の卒業生が世に役立つ人物として巣立っていかれました。私は、最後の2年間学長を務めさせていただきましたが、大阪女子短期大学の学生として誇りと自信を持ってもらえるように本学の伝統を守り、手厚い教育を教職員一丸となって行って参りました。

2016年5月に閉学が決定し、直後に卒業生の皆様に説明会と茶話会を開催させていただきました。その折に免許資格取得のための科目等履修について、再就職支援や証明書発行についてのご質問も寄せていただきました。その後、科目等履修について、卒業生の皆様にご案内さしあげ、可能な限り対処させていただきました。2016年2017年の本学学園祭の折に卒業生の集いを開催し、元教職員・教職員と卒業生の語らいの場を持ちました。また、閉学が決定してから、卒業生の皆様が個別に教職員に会いにまた藤井寺キャンパスを懐かしみにいらしていただきました。教職員の元には数え切れないくらいの卒業生が訪ねて来られ、私のところにも2年間で100名ほどの方が来られました。一人でお立ち寄りになる場合と学年ごとのグループ、お子様連れで来られる場合、様々でした。ずいぶん前にご卒業された方は、当時の教職員がすでに在籍していないため、学長室にてアルバムを開いて当時を懐かしむひと時を過ごされました。このようなことから、卒業生が母校を慕うお気持ちに添えるよう、また心配事に対処できるように、本学教職員で熟考し、学園の助力もいただきました。大阪女子短期大学記念室「藤花」を設置し、証明書発行は藤井寺キャンパスで行い、キャリアサポートも閉学後1年間続けていくこととなりました。記念室は本学教職員の手作りで、卒業生にゆったりしていただける場所となっています。どうぞ、ご活用いただきたいと存じます。

大阪女子短期大学紀要「最終特別号」は、理事長始め元学長・元学監・元事務局長からも論文や随想をお寄せいただいた特別記念号となっております。また、記念写真集は、62年間のアルバムや記録を編集して作成したものです。地域子育て支援研究所の活動報告は、藤井寺市の子育て家庭の皆様にゆったりとした時間と場所を提供させていただき、子育てに関する専門的な講座・講習を開催した記録です。本学教職員が心をこめて編集作業したものです。「藤花」にお立ち寄りの際は、ご一読いただきましたら幸いでございます。

2018年3月18日、谷岡学園の助力を受け、閉学式を行いました。卒業生の皆様と温かなひと時を過ごすことができました。

卒業生の皆様、同窓会・教育後援会の役員の皆様、藤井寺市・地域の皆様、本学学生の実習・就職でお世話になりました関係各所の皆様、元学長・元事務局長・名誉教授をはじめとする元教職員の皆様、本当に有難うございました。

 

                                        2018年3月31日

                             大阪女子短期大学学長 星野智子

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